お客様とご家族様の
健康を考えた手技
体に疲労が蓄積したり、体温が低下したり、寝たきりになったりすると、リンパの流れは滞ります。リンパ液が流れていかなくなると体にむくみが生じるだけでなく、肩や股関節の可動域が制限され、介護者によるおむつ交換や車椅子への移乗などが難しくなってしまいます。
リンパドレナージとは、外傷によりリンパ管の働きが阻害されたり著しく低下したりする部分のリンパ液を、正常な部分のリンパ管まで移動させて吸収させる施術法です。マッサージによってリンパ管の働きを鼓舞することで、皮下に貯留したリンパ液のうっ滞を改善に導きます。
ドレナージを行うことにより、むくみの改善が期待できるだけでなく、むくみの部分の炎症(蜂窩織炎という高熱を伴った腫れ)や痛み(皮膚が浮腫によって引き延ばされるときに起こる突っ張り感)の予防、腫れているがために関節が動かしにくくなっている部分や、その重量による亜脱臼(肩関節に多い)の予防、手足がこのまま膨らんで行くのではないかという不安感の緩和にもつながります。当院ではその手技を極めたスタッフがやさしい施術で、お客様のお体を内側から健康に導くと同時に、ラクに介助ができるよう介護者様の負担軽減もはかっています。